私は月一作業の基本ほったらかしで配当や利益が生まれるものを中心に投資しており、特にトラリピを中心に計画を立てて運用しています。
本記事では自身のレベルアップも期待し、運用を始めた代用有価証券FXを利用した手動トラリピについての記事となります。
ほったらかしではない投資なので、まだまだドギマギしながらしております。
本記事でも紹介する代用有価証券FXによる手動トラリピですが、
シダ植物さんの記事を参考にさせていただき、開始いたしました。
とても細かくまとめられております。
各投資に何を期待するかを考えた上で運用するようにしていますが、
代用有価証券FXを利用した手動トラリピでは
長期保有株の株主優待などで支出を減らす・お得をもらう
代用有価証券FXを利用した手動トラリピで長期保有株の資金効率をあげる
といったところを期待しています。
今まで銀行に預けるくらいなら、支出を減らす・お得をもらうという目論見で日本株を長期保有していました。それを活用して利益を狙っていこう!というお話です。
という感じですが、しっかりとリスク等を理解して運用すれば実現できるのではないかと考えています。
2021年2月4週より約160万分ほどの株を代用することで運用を開始し、下記ような利益を得られています。
代用していなければ生まれていなかった利益ですが、個人的には予想以上の結果がでています。
この投資には、代用有価証券FXと手動トラリピという2つの話が組み合わさっていますので、そちらの解説から入りたいと思います。
代用有価証券FXとは?
代用有価証券とは預けた「株式」「投資信託」の両方をFXの証拠金として使えるサービスです。(※auカブコム証券)
掛目の70%をFXの証拠金として利用でき、現金を用意することなく保有株式・投信を有効活用しながらFX取引をすることができます。
※auカブコム証券HPより
画像に記載の通り、株主優待や配当をもらいながら、FXでの利益を狙うことができるというものです。
これを読んで、株は暴落もあるし、FXで失敗するかもしれないし、かなりリスクが高いんじゃ・・・
私も投資する際の安心材料がないと、中々踏み切れません。
後の設定のところで解説しますが、私の中でもこれなら大丈夫かな、と思えたので運用を始めました。
手動トラリピとは?
私はマネースクエアで本家トラリピを運用しています。
トラリピについてはこちらの動画を参考してください。
このトラリピを手動で行うことが手動トラリピとなります。
つまり、イフダンの注文を手動で繰り返し発注することとなります。
※画像 マネースクエアHPより
この手動トラリピを代用有価証券FXを利用して運用します。
手動トラリピの設定
上記で記載の通り、株式、投資信託の70%を証拠金として、手動トラリピを行います。
維持率を見ながらなのか、ロスカットレートを決めての管理するべきか、まずは検証していくのが大事かと思い、
証拠金の80%を運用資金としてユーロ円売り2.5万で1000通貨注文
※2022年2月以降、米ドル円売り、豪ドル円買い、豪ドル米ドル売りのすくみも併用で始めました(こちらもシダ植物さんが紹介されている手法です)
で運用することとしました。
例えば2021年3月11日の代用評価額は643,657円です(株価919,510円)。
この証拠金の80%、514,925円を手動トラリピの運用資金とします。
そして、2.5万で1000通貨なので、20本仕掛けるということになります。
適宜、仕掛ける幅などは変更していこうと思いますが、
仕掛けるレンジは125-135で様子見していこうと思います。
(平均が130とし、ロスカットレートはおよそ149となります)
株価が上昇すると、運用資金も増えるということですね!
この運用資金は毎月見直しを行い、上昇すれば本数を増やし、下落すれば本数を減らすことで管理していこうと思います。
保有したまま下落した場合についてはこの後書いていきます。
なぜユーロ円売りなのか
それは株の暴落とユーロ円の上昇が同時に起こりにくいためです。
手動トラリピに向いている通貨ペアは他にもあるかと思いますが、
私の場合は日本株を中心に保有している株を証拠金としています。
一番怖いのは株の価格が暴落し、手動トラリピでも含み損が大きくなることです。
※SBI証券チャートより
日経平均とユーロ円のチャートを並べました。
日経平均と持っている個別株が同じ動きをするとは限りませんが、日経平均が下落しているときに基本的にユーロ円も下落しています。
つまり株価が下落したとき、ユーロ円売りを保有していると利確され、保有ポジションが減っていくこととなります。これが対円通貨の買いであると、同時に下落するリスクがあるというわけです。
【私の運用での下落時を想定】
コロナショックやリーマンショックを想定し約40%下落した場合を考えます。
代用評価額が643,657円のとき、株価は919,510円ですが、
これが40%下落すると、551,706円となり、代用評価額は551,706×0.7=386,194円となります。
1000通貨を2.5万で注文することとしていたので、代用評価額が643,657円の80%の約50万を運用資金とするため、注文は計2万通貨となります。仮にその注文の2万通貨をすべて保有していた場合(保有の平均レートが130円)、386,194円ではロスカットレートはおよそ143.5円となります。
日経平均が40%が下落するときにユーロ円が143.5円まで上昇するでしょうか。これは起こりにくいのではないかと思います。そもそも注文がすべて保有された状態がなかなか起こりにくいですしね。
一方、日経平均が上昇している場合、ユーロ円も上昇し評価損益が大きくマイナスとなることが考えられますが、代用評価額も増えることとなるため、注文本数でリスクを管理していこうと考えています。(そこの具体的な数値での設定はこれから考えていきたいところです)
このようなことからレートがどのように動いてもリスクが急激に増える心配はないのではないかと考えました。
こういったことと、スワップポイントがマイナスでないことからユーロ円売りでの運用を決めました。
なぜauカブコム証券なのか
現在の私の資産ではauカブコム証券の1択になります。
というのも、取引通貨単位が1,000通貨なのがauカブコム証券のみだからです(2021年3月時点)
他の証券会社では1万通貨単位の取引となります。
私は2.5万円で1,000通貨の設定としましたので、他の証券会社であれば、1本の注文に25万円必要となります。
証拠金の80%を運用資金と考えてもいますので、約30万分の株を保有してようやく1つの注文ができる計算となります。
他の証券会社では
SBI証券:中華人民元円などの通貨ペアがある
マネーパートナーズ証券:自動注文
DMM証券:スワップが良い
などの魅力もありますが、現在の私の運用ではauカブコム証券が一番適しているかと思います。
株だけでなく投資信託も代用可能なのも良い点ですね。
注文までの流れ
株式の振替
まずは持っている株式(投資信託)をauカブコム FXに振替をする必要があります。
PCからですとトップページの入出金・入出庫から振替依頼をクリックします。
株であれば現物株式振替を選ぶと上記のような画面となります。
国内株式振替指示に保有株がでてきます。(写真の例はイオン)
預り区分が保護となっているものをauカブコム FX代用に振替します。
振替を選ぶと上記のような画面となり、振替内容でauカブコム FX代用を選びます(画面ではシストレX代用)。確認画面へと進むと振替完了です。
注文画面
auカブコムFXへと進み、注文していきます。
新規注文にてIFD注文を選びます。
他、上記画面のように通貨ペアをミニEUR/JPYの売り、指値として、
注文価格(例では売り130、買い129.5)を入力し、注文を確認するへと進めます。
このような注文を必要本数分行います。
以降は決済がされたものを再度注文するといったことを繰り返していきます。
他証券会社からの移管
他の口座に株式を持っている、という場合でもauカブコム証券に無料で移管することができます!
因みに私もSBIから移管させました。
サービス案内から株式移管出庫(投資信託移管)をクリックすれば、画像のページとなります。
私は郵送で取り寄せる場合を選び、書類を送ってもらいました。
画像のような書類が送られてきますので、本人確認書類のコピーと書類の必要事項(口座番号や銘柄コードなど)を記入し、返送します。
1~2週間ほどで移管されました。
ぜひ参考にしてください。