これまで僕は毎月の積立によりメキシコペソのスワップ投資をしています。
複数のFX会社で保持していますが、メキシコペソでのおすすめは【LIGHT FX】と【セントラル短資FX】です。本記事ではLIGHT FXでの方法をご紹介します。
口座未開設の方はこちらより。
スワップは毎月安定して配当されるため、ある程度の数量を保有できたら、そのスワップを他の毎月の投資資金として活用することができます。
現在ではメキシコペソで得られる毎月7000~8000円ほどの利益を他の投資資金へまわしています。
なぜメキシコペソなのか
現在のメキシコの政策金利は、少し下がってきましたが4.25%(2020年12月17日時点)。メキシコペソは、以前に人気を博した豪ドルやNZドルに代わり、高金利通貨の代表挌として注目されています。
また高金利のトルコリラや南アフリカランドなどの他の高金利通貨と比較して
- 中南米最大の産油国と言われており、原油生産量は世界12位(2019年)、銀の生産量は正解1位(2017年)と資源大国
- 人口が増加しており経済成長に期待
- アメリカ隣国であり、アメリカに付随して成長が期待
- 高い失業率、インフレ率といった新興国によくある問題点が少ない(最近はコロナの影響もあり怪しい部分もあります)
このようなことから比較的リスクが低い通貨として注目されています。
取り扱う証券会社もどんどん増えていますね。
このようなことからメキシコペソでの投資を行っても良いと私は判断しています。
メキシコペソにおすすめのFX会社
スワップポイントとは
メキシコペソでのスワップ積立で利益を得ると書きましたが、まずスワップポイントとは何なのかを説明いたします。
FXでは低金利の国の通貨を売って(日本が超低金利です)、上に挙げたようなトルコ、南アフリカのような新興国などの高金利の国の通貨を買うと、スワップポイントと呼ばれる収益がポジションを決済するまで毎日得られます。
この金利の差を調整する金利差調整分がスワップポイントのことで、2か国間の差によって発生します。つまり逆に低金利国の通貨を買い、高金利国を売ると、マイナススワップと言い、日々支払いが発生することとなります。
このスワップポイントはFX会社によって金額が違い、また日々変動していきます。
そのため、安定的に高いスワップポイントの会社がおすすめとなります。
おすすめのFX会社
1万通貨あたりスワップポイント 2021年1月10日現在
アイネット証券 8円
トレイダーズ証券【みんなのFX】 5.1円
トレイダーズ証券【LIGHT FX】 7.1円
【セントラル短資FX】 7円
FXプライムGMO 5円
IG証券 4円
SBI証券 4円
主要なFX会社、私が持ってるFX会社を記載しましたが、ここ数年では上記のような1万通貨で7円ほどがほぼ最高水準となっています。
一番高いアイネット証券はループイフダンという自動売買取引の方法のため、今回行う毎月の積立とは少し違うため除外としますが(こちらも良い取引方法だと思います)、特にLIGHT FXとセントラル短資FXは長い期間安定して高スワップポイントを維持しております。
私は両方の会社で保有していますが、特にLIGHT FXはアプリの操作性と高スワップを魅力に感じています。
購入方法、考え方
毎月の購入金額
積立をする時期では毎月の作業は3万を入金し、価格に合わせて定まった通貨を買うだけです。
その際の通貨数は下記の通りです。
- 5.0円以下 1.5万通貨
- 5.5円以下 1.2万通貨
- 6.0円以下 1.0万通貨
を毎月積み立てるだけです。
もし1年間価格とスワップポイント変わらなかった場合、3万円の元金で
①の場合、
1.5(万通貨)×7.1円(スワップポイント)×365日=3887.25円のスワップ
3887.25÷30000=年利12.95%
②の場合、
1.2×7.1×365=3109.8円 10.36%の年利
③の場合、
1.0×7.1×365=2591.5円 8.63%の年利となります。
現状のレート(2020年12月30日)では5.20円ですので①の約10.4%の年利となります。
もし1年かけて①の分が0.5値上がりした場合、7500円の値上がり益となり、
3887.25円のスワップ+7500円の値上がり益=年利37.95%となりますが、
もちろん下がる可能性もありますし、毎月の積立によって、変動のリスクを下げるような形となります。
購入金額の根拠(ロスカット金額の設定)
上記で述べた通貨数はロスカット金額から算出しています。
ロスカットとは:口座の残高が最低限求められている必要証拠金の金額を割り込むと、強制決済されることです。
FXでは通常25倍のレバレッジ取引を行っています。
メキシコペソ円を5.0円レートの時に1万通貨買おうとすると5万かかりますが、それを2000円で買えてしまいます。これが必要証拠金です。5.0円で購入したものが値下がりすると、その分の損失分、必要証拠金が増加していきます。
購入した時よりも金額が下がり、ロスカットが実行され、受け取ったスワップポイントを超える損失が発生してしまう恐れがあります。それを回避するため、余裕を持った口座の残高で運用する必要があります。(証拠金維持率は最低でも250%以上、できれば300%以上を保っておくのが無難だという見方が一般的です)
ロスカットレートは各FX会社のホームページなどで計算できますが、私はみんなのFXの証拠金シミュレーションをよく利用させていただいています。
上記の金額は全てロスカットレート3.125円で計算しています。
これは5.0円のときに1.5万通貨を3万の口座残高で購入すると3.125円までの下落に耐えられますよ、ということです。
それぞれ、5.0円以下、5.5円以下、6.0円以下としているため、積立期間が長いほど、このロスカットレートは下がっていくこととなります。
因みにこの3.125円という数字ですが、メキシコペソの過去最低レートはこのコロナショックでの4.217円です。
過去のリーマンショック、逆オイルショックを見てみると、その当時の相場から約40%近く下落しているとみられます。コロナ前の相場からの40%下落で約5後半~6円→3.5円程度、そこに保険をかけて3円程度が安心できる金額かと私は考えました。
また、上記の相場を見ていただくと基本的には全体として右肩下がりに推移しているかと思います。そのため、長期的に保有するというよりは今のコロナ後の相場でできるだけ保持しスワップと値上がりで利益を得られるタイミングを狙うという中期的なスタンスで考えています。
特に下落(上昇)後2~3年は相場が安定する傾向にあると私は考えていますので、2022年くらいは5円前後で安定すると予想をし、それまでは続けようかと考えています。
購入方法
購入は簡単です。毎月決まった日付に3万入金。トップページからメキシコペソをタップ。
2枚目の写真のように5.0円以下のレートなので、1.5万通貨を購入。それだけです。
確認画面がでて、注文実行です。ポジション照会で、確認できます。
ポジション毎にスワップや損益もでますし、それぞれでスワップ受け取りができるのも良いですね。
運用実績
毎月の積立として始めたのが10月ですが、2020年3月よりほぼ同じ考え方で保有しています。(コロナショックで金額が下落し、買い時期だと思い購入したため、少し甘めのロスカットレートです)
元金46万で29.5万通貨保有、平均約定価格4.682です(ロスカットレート3.253円)
今後は中長期的な保有で考えているため、上のルールに従って積み立てていく予定です。
因みに7か月間のスワップ計は34,298円で年利計算としては12.7%です。
運用実績(8か月目
今月のスワップは5,664でスワップ計は39,962円となりました。
また、米大統領選のときに5.2ほどまで上昇したので、他のFX口座で持っているものはそのタイミングで売却しました(約20万の利益)。
運用実績(9か月目
今月もレートは5.5以下でしたので3万入金し1.2万通貨を購入しました。
今月のスワップは6,303円でスワップ計は46,265円となりました(年利11.86%)
運用実績(12か月目
3月のスワップは8,511円となり、この1年の累計としては72,374円(年利約13.4%)となりました。
現在毎月の入金はストップしていますが、また下落すれば積立しようと思います。
この毎月のスワップは再投資せず、ビットコインの積立資金としています。
このようにスワップポイントが安定した証券会社でメキシコペソを保有することで、他の投資資金を安定的に確保できます。
今後の推移についても紹介していきます!
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