月一作業の基本ほったらかしで配当や利益が生まれるものを中心に投資しています。
トラリピはマネースクエアが提供するFX自動売買サービスです。
各投資に何を期待するかを考えた上で運用するようにしていますが、
トラリピでは
月一作業のほったらかしにできる(細かい確認など時間に追われることがない)
毎月の積立の長期運用(複利効果がある)
通貨ペアによりリスク分散できる
といったところを期待しています。
本記事ではメキシコペソ円のトラリピについて、実際の運用実績と設定について紹介していきます。
トラリピのメキシコペソ円からは撤退をしている方もいらっしゃいますが、
年利10%以上で十分なパフォーマンスを発揮している
先の投資人生のことを考えてもう少し検証してみたい(下落後は数年相場が安定するとの予測)
こういったことから運用を続ける予定をしています。
2021年4月に想定レンジを上抜けしましたので、運用を終了しました!
メキシコペソ円は何十年といった長期ではなく、中長期的運用、特に下落後の数年には向いている通貨なのではないかと考えています。
結論として、先長い投資人生でまた下落があれば、その数年は手動トラリピをするのが良いのではないかと感じます。
これまでの実績
2021年4月に運用を終了しましたが、設定の前に、これまでの実績を紹介していきます。
2020年3月よりトラリピを開始しました。
3月に30万の資金で開始し、随時資金を追加し、12月には105万まで増加させ、以降は入金なしで運用しています。
これまでの2021年3月までで約28万4千円(内スワップ益は約3万)の利益を得ることができました。
月利の平均も2.41%(年利換算27%)となりました。
これは同時期に始めたカナダドル円よりも高いパフォーマンスとなっています!すごい!
3月に利益が多くなっていますが、こちらの理由については後で説明いたします。
メキシコペソ円について
このメキシコペソ円は王道のカナダドル円、最強通貨と謳われるオージーキウイ、一番メジャーなドル円と並び、公式の戦略リストとしても紹介されており、公式として期待されているペアと思われます。
ふれこみとしては、売買利益に加えて、スワップ収益も期待できる通貨として紹介されています。
メキシコペソ円は高金利通貨として注目されている通貨で、保持しているだけでスワップポイントという形で細かく配当をもらうことができます(円買いの場合)。
そして値動き(ボラリティ)も小さくはないため、一見トラリピに向いているようにも思えます。
しかし、2001年頃からのチャートのように長い期間でみると、他の高金利通貨と同様メキシコペソ円は右肩下がりのチャートとなっています。2020年もコロナ相場により最安値を更新しましたね。
トラリピとしてはある程度のレンジ内で上がり下がりを繰り返す通貨ほど向いているので、不向きと言えそうです。
これがコロナ以降、多くの方がメキシコペソ円のトラリピから撤退している理由かと思われます。
しかし、今度は大きく下落した後に注目してチャートを見てみると、下落後の数年は比較的安定していることがわかります。
この期間こそ、売買とスワップのダブル収益を狙うトラリピに向いた期間なのではと考えました。
もちろん、今回も同じように数年安定する保証はありませんが。
しかし今が一番メキシコペソ円がトラリピに向いている期間ではないかと!そういったことから今後の長い投資人生の検証の意味も含めて、運用期間は数年という想定にてメキシコペソ円のトラリピを継続することに決めました。
トラリピ設定
このような設定で2020年3月末に運用を開始しました。
僕はトラリピを行う際、この3点をポイントに考えています。
どの通貨ペアを選ぶか
ロスカットレートをいくらに設定するか
どのくらいのレンジ幅で設定するか
メキシコペソ円の通貨を運用する理由はこれまでに延べました。
ロスカットレートをいくらにするかですが、
コロナショックによってこれまでの最安値4.2となりました。
それよりも下がることを考慮し、公式の戦略リストなどを参考に3.75としました。
レンジ幅としてはこちらも公式の戦略リストを参考に4.5-5.4としました。
30万の設定で始めたものは2020年の3月26日に開始しましたが、約11か月の運用で54,853円の確定利益を出しています。
また、開始とほぼ同時期に4.6円で8万通貨の注文を行いました。
これが利確されるのが5.4円としているので、レンジ幅を5.4円ともしました(利確されれば6.4万円となります!)
これまででスワップとしても1万以上を稼いでくれており、加えて評価損益がプラスなのもこの注文のおかげとも言えます。
この8万通貨のお宝ポジションが3月31日に利確されました!!
このお宝ポジションのおかげでほぼ常に評価損益もプラスになっており、精神的にも安心してみていられる運用となりました。
このように下落後に始めた場合、お宝ポジションを保持してスワップを受け取りつつ売買利益を得る、といった運用ができるのがメキシコペソ円のトラリピの良いところかなと思います。
12月まで追加入金で適宜その際のレートに設定し、トラップを追加してきましたが、ある程度高値で安定してきたように感じましたので、追加はやめることとしました。
今の5.0円前後で2022年くらいまで様子見しつつ続けるか、レンジの上抜け(5.4)したときに撤退しようと考えています。→3月31日に5.4に達しましたので、4月に撤退いたします。
このように下落後数年はトラリピに向いた通貨となる可能性が感じられました。
もしまた、長い投資人生の中で大きな下落があれば、今回のことを活かし、手動トラリピをしようと考えています。
一旦、メキシコペソのトラリピからはしばらくお別れです。
ありがとうメキシコペソ!!
参考にしていただければ幸いです。
他通貨などのトラリピについてはこちらの記事にまとめています。