設定をしてしまえば基本ほったらかしで毎月一定の利益を生み出してくれるトラリピを私はメインの投資として運用しています。
年利10%程度を目標にしており、現在目標以上の成果が得られています。
細かな設定などはこちらの記事を参照してください。
トラリピを運用している方なら誰でも、
もう少し資金効率をあげられないかな?と思ったことがあるではないでしょうか。
本記事では資金効率アップに向けてできる限りリスクを負わない方法でのIPO投資を紹介します。
因みに上図が2021年のトラリピの投資結果となります。
月利1.32%(年利換算15.84%)で約82万の利益を得ることができました。
ぜひみなさんも参考にしてください。
トラリピの余裕資金とは?
トラリピの大きな特徴として、含み損に耐え続けていく(含み損こそ利益の種!)という点があります。
含み損が多いときには資金が必要となります。つまりリーマンショックなどを想定してロスカットレートを決定し、それぞれの安心できる方法で運用しているかと思います。
こういった暴落に備えて多めの資金を入れています。
この暴落に備えている資金は、普段は必要ではない余裕資金とも言えます。
この余裕資金を活用して効率をアップできればトラリピの可能性はさらに広がります。
このようにトラリピの運用資金は必要証拠金とロスカットに耐える資金で構成されており、ロスカットに耐える資金を一部活用できれば資金効率アップが狙えることとなります。
この時の注意点としては、一部活用する資金はすぐトラリピ資金に戻せるようにしておくことです。
この注意点を考慮すると、資金の移管先として良いと考えたのはIPOです。
IPOとは
投資をしている方ならご存知の方も多いのではないでしょうか。
IPOとは新規公開株です。
IPO投資には、下記のような特徴があり一時的に資金を移動させる先として適していると思います。
・抽選するために口座にお金をいれておく必要がある
・当選しなければ資金は減らない
具体的には、
株は、新規上場する前に投資家に公募価格で“株を買う権利”が抽選で配られます。
上場日のはじめに付く株価(初値)は購入した公募価格より高くなることが多いため、上場日に株を売ることで利益がでます。
つまり上場する前に株を手に入れて、上場日に売るだけで高確率で利益がでるというものです。
(年にもよりますが初値が公募価格を上回るのが8割を超える程度です)
例えば2020年には投資家の中でも少し話題になりましたが、
ウェルスナビが上場しました。
この時の公募価格は1,150円、初値は1,725円でしたので、575円の値上がり、株は100株単位での取引が主となりますので、57,500円の利益となります。
IPOのこの抽選は証券会社により抽選方式など少しずつ異なりますが、
多くは購入金額(公募価格)を口座に入金した状態で抽選に参加する、こととなります(入金が不要の会社もあります)。
つまりある口座にお金を入れた状態にしておく、ということです。
当たれば高確率で利益になり、外れてもお金はそのまま口座に残るというものです。
資金管理ルール
余裕資金から持ってくるといっても、短い期間での暴落でロスカットされないように管理する必要があります。
私は普段トラリピの資金管理は下の表のように通貨ペアごとのロスカットレートを目安に管理しています。
証拠金維持率は下がればちょっとポジション増えてきたな~、くらいに思っていましたが、本件に関しては証拠金維持率で管理を行うこととしました。
私のトラリピの設定では概ね証拠金維持率は2000%を超えており、ポジションが多いときに1000%近くになるくらいです。
そこで私のトラリピの運用設定では以下のルールとしました
・証拠金維持率が1000%以下になる金額までを余裕資金とする
・余裕資金出金後、証拠金維持率が500%以下になったら800%まで戻す
このルールを決めた月では、約500万をトラリピの運用資金としていますが、
185万を出金すると証拠金維持率が1000%となりました。
この185万をIPO資金とし、各口座に入金しておくこととなります。
因みにいくら出金すると何%になるかはマネースクエア公式ツールのリスクシミュレーションを使うと簡単にわかります。
また、トラリピには毎月5万を積み立てていますので、月一のメンテナンスのタイミングで上記通り、証拠金維持率が上がってきたら1000%以下になるように出金していこうと思います。
IPOおすすめ証券口座
IPOの抽選方式、抽選数は証券会社により異なります。
IPOを当たるには
・割当が多い証券会社から申し込む(当選本数が多い)
・完全抽選の会社から申し込む(ネット配分が多い)
・多くの証券会社から申し込む
・開設者が少ない証券会社から申し込む
といったことがポイントとなるかと思われます。
またIPOは大まかには
①抽選申し込み→②抽選(当選)→③購入申し込み
といった流れがありますが、事前に必要な資金を入金しておかないと当選しません。
具体的に①の時に必要資金がないと申し込みできない会社、②に資金がないと抽選対象外となる会社があります。
しかし、当選後の③購入申し込みの際に入金すればよい会社もあります。事前入金が不要というわけです。
こういったことを参考におすすめの証券会社は下記のようになります。
取扱数が多い証券口座
まずそもそも証券会社によってそのIPOの取り扱い数、当選本数が異なります。
そのため、一番に開設すべきはそれらの本数が多い証券会社となります。
また、IPOにより主幹事があり、その主幹事が当選本数が多いところから申し込むことも当選確率をあげることに重要になってきます。
SBI証券
★★★ |
ネット配分も比較的多く(50%程度)、取扱数は最大級で年約80~社
ネット配分の内、完全抽選ものと、IPOポイントのものがある(外れるとポイントが貯まるためいずれあたる仕組み) 口座開設者も多いが、当選歴あり |
---|---|
マネックス証券
★★ |
一人1票の完全抽選、ネット配分100%
取扱数も年約50~社と多いので資金があれば開設 |
大和証券
★★★ |
ネット配分は10%完全抽選
取扱数も年約40~社と多く、主幹事となるIPOがかなり狙い目 |
SMBC日興証券
★★★ |
ネット配分は10%完全抽選
取扱数も年約50~社と多く、主幹事となるIPOがかなり狙い目 |
みずほ証券
★★★ |
ネット配分は10%完全抽選
取扱数も年約60~社と多く、主幹事となるIPOがかなり狙い目 |
楽天証券 ★★ |
ネット配分100%
取扱数が近年増加傾向 申し込み期間が他社とずれていることが多いため、資金移動させることでチャンスを増やすことできることがある |
★でおすすめ度を表しました。リンククリックでHPへと移動します。
個人的には大和、SMBC、みずほの主幹事のIPOが一番狙い目のように感じます。
IPOにおすすめ証券会社と調べてでてくることが少ない3社かもしれませんが、この3社にはアフィリエイトがないからなのかと感じます。
事前入金が不要な証券口座
先に述べたように当選し、購入申し込みするまで資金が不要な証券会社もあります。
これらの証券会社では開設し、申し込みをしておくだけですので、作っておいて損はありません。当選した際に余裕資金を移すだけですね。私も下記の口座は全て開設しています。
岡三オンライン証券
★★★ |
ネット配分100%、完全抽選
取扱数も年約40と多く、絶対開設、申し込みしておきたい口座 |
---|---|
野村証券
★★ |
ネット配分10%、完全抽選
口座開設者も多いが、取扱数も年約40近くと多い |
松井証券 ★★ |
ネット配分70%、完全抽選
取扱数も年約15~社 |
CONNECT
★★★ |
大和証券グループのネット証券
取扱数は少ないが、開設者も少なく今が狙い目?(当選実績あり) |
SBIネオトレード証券
★★ |
旧ライブスター証券、SBIグループとなり今後取扱数増加?
ネット配分100%、完全抽選 |
DMM株
★★ |
IPOの取扱は2019年から開始
今後取扱数増加? |
CONNECTのように大手のグループのところは取扱数が増えていく傾向がみられ、SBIネオトレード証券、現在はほとんどないが、LINE証券、PayPay証券なども今後はIPOの取り扱いという点でも注目かもしれません。
開設者が比較的少ない証券口座
丸三証券
★ |
ネット配分10%、完全抽選
取扱数年約10~、開設者は少なく狙い目? |
---|---|
岩井コスモ証券
★ |
ネット配分10%、完全抽選
取扱数年約35~、開設者は少なく狙い目? |
東海東京証券
★ |
ネット配分10%、完全抽選
取扱数は年約15~、資金に余裕があれば開設 |
上記はまだ私は資金を入れての運用はしていないですが、資金に余裕がでてくれば、申し込みしていこうと思います。当選本数が少なくても、開設者が少ないと考えられるため、当選確率は高いのかもしれません。
こういった形で各証券口座を開設し、申し込み期間や主管口座を考慮して、資金を動かしつつ申し込みをしています。
私は2021年3月よりこの管理を始めましたが、
実績としては大和証券、CONNECT、松井証券、SBIネオトレード証券にて各1回ずつ当選しています!
余裕資金を動かし、申し込みだけで利益でたため、再び投資に回すことができました。以降も続けていきたいと思います。